タイガース

2008年10月20日 (月)

シュレーディンガーの虎

 

最近読んだ ”Y氏の終わり” と

目下読んでる最中のイアン・マキューアンの ”土曜日” に

続けてシュレーディンガーの猫についての記載があった。

これは量子物理学における思考実験で、おおまかには以下の通り。

 

一匹の猫が不透明な箱の中に入っている。

その箱には毒薬の瓶とそれをいつ作動するかわからない、

瓶を破壊する装置とが入っています

(本家本元ではここに核分裂する原子が絡んでくるのですが、

今回の書きたいことにはあまり関係ないので解りやすく書きます)。

さて、箱の中の猫は今死んでいるか、生きているか?

  

これが量子物理学的には箱を開けて観察者が確認するまでは

どちらの可能性も”混ざっている”らしい。

蓋を開けた瞬間に猫の生死が決定する。

これは、シュレーディンガーが述べた

”観測が、状態を決定する”と言う概念であります。

なんかヘンですよね~。

 

でもさ。て、ことは。

 

私が認識するまでは

タイガースが勝った状態と負けた状態が混在してて

決定しないってことよね!?

ああ、かなりヘン。

でも、思いっきりピンチのときなんかに、ついテレビを消してしまうのは

”シュレーディンガーの虎” を求める精神状態かもなあ。

 

とかなんとか、逃避的思考回路に陥っています。

 

2008年の、そして岡田監督の下でのタイガースの戦いは終わりました・・・。

球児が打たれたんだったら、しゃあない。

岡田監督の胴上げは泣けた。でもやっぱり悔しー!

負けたら悔しいのがスポーツだもん、ね。

クライマックスシリーズ初観戦

 

敗者復活戦の如くのクライマックスシリーズ(以下CS)の導入が決まったとき、

それじゃあ、長いペナントレースの意味がなくなるやん!と

腹を立てたものでした。

けれど屈辱的なメーク・レジェンドを決められてから一週間。

岡田監督辞任のニュースで脳天をガツンをされながらも、

このCSの存在が一筋の希望に見えたのも事実なわけで。

 

京セラドームは遠いし、どうせチケットは激しい争奪戦だろうし、

テレビで観戦するつもりだった。

つもりだったが・・・。

  

行っちゃいましたよ~(ええ、もうアホと言って!)。

 

幸い2戦目のチケットが取れたから、

なのではあるが実際は一戦目の敗北の直後は

果たしてチケット買えたのはラッキーだったのか、アンラッキーだったのか?

と半ば苦行のようにすら思ったなあ。

だって、岡田阪神ってポストシーズン一勝たりともしてないんですよ!?

(昨年のCS敗退は記憶に新しいが、2005年は日本シリーズ4連敗)。

まあ、でも勝ったらもちろん狂喜だし、

このまま一勝もしないままだったら

まさにこれが岡田阪神の見納めともなるわけだし、

どっちにしても、虎キチにとっては大変意味深い試合だ、と

自らに言い聞かせるように球場入りしたのでした。

076 ←未知との遭遇みたい。不吉?

先発は下柳。

プレーボールと共に李に初球をヒット性の当たりで打ち返される。

ところが、それをバルディリスがジャンピングキャッチ。

これで、なにやら ”行ける!” と妙に楽観的な気持ちになった。

一回表をすんなり抑えるとその裏は新井のラッキーな当たりもあり、

金本のタイムリーのあと鳥谷のスリーランで試合の指導権を握る。

あとはちょこちょこと追いつかれそうになるも、

6回には鳥谷の今日二本目のソロホームランがあり、

中日の中田投手が半ば自滅となってしまい駄目押し点。

かなり安心して観ていられる試合でした

(それでも久保田投手が出て来たときはドキドキしたけど!)。

去年の中日とのCS二連敗では初回に一気に大量点を取られて

万事休すの悪夢だったけれど、それの逆バージョンでしたかねえ。

073

↑当然最後は球児で〆(遠くからでもフォームで彼とわかりますねえ)

 

今回の席は三塁側内野席だったので、

ドラゴンズファンと混ざってなかなかシュールでした。

大体はグループごとに分かれている、って感じだったのですが

我々の前に座っていたカップルは男性がドラファン・女性がトラファン

(ええい、ややこしい!)で、交互に仲良く応援していた。

そうよね、違うチームを応援してても野球ファンてことでは変わりなし。

この季節までドキドキできること自体がうれしい。

   

ああ、やっぱり野球は楽しい(勝ってこそ、かもしれないけれど)。

この幸せがあと少し続きますように。

そして、彼らの2008年のシーズンの終わりがまだ先でありますように。

2008年10月 4日 (土)

七転び八起き

  

観戦日以外にタイガースの話題をしたくはないが・・・。

 

人生、七転び八起きであって欲しい(<七度目のマジック消滅)。

  

この言葉を胸に、今日の仕事を乗り切りました。

朝から機嫌悪く、でも土曜日で患者さんは多く。

虎ファンの馴染みの患者さんは

私の機嫌が悪いと思ってびくびくしながらやってくる。

  

そんな中で、

”これまでも時々胸が苦しくなって、夜間救急で心電図診てもらっても

異常がみつからないので、心臓神経症と言われているのだが、

昨日、ラジオの野球中継からいつものように胸が苦しい”という

新患さんがやってきた。

  

”わたしもや!そんなん当たり前です、気のせい、気のせい”と

笑い飛ばしつつ脈を取ったら、ホンマにしっかり不整脈だった。

さすがにちょっと焦ったけど、

”いや~、タイガースのおかげで胸苦しさの原因がわかってよかったねえ!”と

思いっきり肩を叩いたのでありました。

  

”なんかコントみたいでしたよ”、と

あとから看護婦さんに言われてしまったよ(汗)。

2008年9月30日 (火)

雨天中止(涙)

  

え?先週の横浜戦でラスト甲子園じゃなかったんかい、って?

いやいや。本当はそのつもりだったんですよう。

けれど”30日の甲子園最終戦のチケットが余ってるけど、どうする~?”との

悪魔のささやきを、誰がスルーできようか。

  

仕事が終わってから直行だから、8時に球場入りになっちゃうのも覚悟。

台風による大雨でぬれるのも覚悟で張り切って朝から完全武装してきた。

  

なのに、なのに~。雨天中止だなんて~(涙)。

  

ぬか喜びというか初志貫徹(これはちょっと変か)だったわけね、結局。

 

てことは、昨日の29日の試合が今季ラスト甲子園となってしまったわけだ。

10月1日からリニューアル工事のため、甲子園はもう利用できない。

おそらく、オリックスの球場を借りることになるんだろう

(まさか鳴尾浜では出来んだろうし)。

これって酷くないっすか?

CSや日本シリーズは進出しない可能性もあるからしゃあないかと思うけど、

せめてレギュラーシーズンくらいは余裕を持って

ホームゲームが出来るように予定組めよな!

ラストホームゲームってえのは、選手が挨拶するセレモニーもあって

特別な大切な試合なのに。

 

そうそう。CSも日本シリーズも当然の如く

旧グリーンスタジアムか旧大阪ドームを借りることになるらしい

(企業名がついた球場の名前って好きじゃない)。

これでもし、オリックスと日本シリーズで戦うことになったらちょっと笑えるな~。 

いや。もうこの際、是非そうなって頂きたいもんだ!(ヤケクソ)。

2008年9月25日 (木)

秋の風吹く甲子園(今シーズンラスト!)

 

9月24日 対横浜戦。

今シーズン、ラスト観戦であります。

気合入りまくりで、4時半頃には球場入りしてしまう。

  

改装された内野席での初めての観戦なので、

球場探索も楽しみの一つなのだった。

金本兄貴の焼肉はらみ弁当を夕食にと思っていたけれど

売り場の階を間違えて辿り着けず。

名物甲子園カレーをスタンドで食べました。

中学生の頃に夏の高校野球観戦で食べて以来じゃないかな?

Koshiencurry

なにやら、懐かしい味でありました。500円也。

  

風はさわやかでいい感じ。 試合も、なかなかいい感じ。

先発のリーソップはテンポ悪く、立ち上がりであっさり一点献上するも

今岡のツーランで逆転。

あとはちまちまと点を重ねて、 久しぶりに二桁ヒットで、5-2で勝利しました。

球児も見れたし(なんで彼が出てくると泣けるんだろう)。

これで今季の観戦成績はなんとか4勝4敗の五分になったわけですな

(ずっと負け先行だったが)。

けれど巨人も引き分けはさんで12連勝で一歩も譲らず

同率首位の日はまだまだ続くのでした。

  

それにしても、3月のチケット一斉販売の時に、

誰がこの状況を予想できたであろうか。

だいたい9月後半と言えば、暗黒時代には悲しいながらも平和な消化試合。

けれどここ数年はAクラスだったり優勝したりということもあり、

”ひょっとしてXデー?”と淡い期待を持ったりもしていた。

ところが、今年は開幕直後から恐ろしい勢いで勝ち続け、

7月にはマジックが点灯。まるで星野タイガース優勝の年のよう。

このままだったら、この日にはもう優勝決まってるよね~と

もはや幸せな消化試合かな?なーんて戯言を述べておったのだ。

ところがところが、8月から減速した勢いもそのままに、

ついに2位巨人のおそるべき猛追に呑まれてついに追いつかれてしまう。

同率首位で並んでこれで4日。

凄すぎる展開。まるで野球漫画か小説のようじゃないですか?

  

何年か前に巨人がふがいない成績だった頃に

弱い巨人なんかつまんない!強い巨人を倒して優勝したい!と

某ラジオパーソナリティが叫んではりましたが

さぞかし、彼にとっては今年は本望なシーズンなことでしょう。

  

ああ、でもペシミストの一般的タイガースファンにとっては

実に実に胃が痛いシーズンですわ~。も、堪忍して!

2008年9月14日 (日)

ライトスタンドの熱狂

  

マジックもなんとかフラフラしながら減り続けている一週間

(それまでが酷すぎですわね)。

9月13日(土)、広島戦にいってまいりました。

今回は今季初めてのライトスタンド。そう、熱き虎キチの巣窟であります。

  

私も大概のタイガースファンである。

ではあるが、ライトスタンドはやっぱり凄い。空気が違う。

これ、一般人が紛れ込んだら恐怖を覚えるんじゃないだろうか。

攻撃が始まるたんびにブラスバンドの轟音と共に

巨大な旗がわさわさと振りまくられるわ、

ヒットを打つたびに全員立ち上がって三三七拍子するわ、

ピッチャーがストライク入れただけで拍手喝采するわ。

Koshien913

漁船にたなびく旗みたいだわ。

  

さて、試合経過ですが、

下柳がふらふらしながらも7回無失点で粘り、

アッチソンが8・9回を抑えるも、打線は広島の前田健に凡打の山で延長戦に。

藤川のテーマソング Every little thing every precious thing に涙しつつ、

最後は矢野のサヨナラヒットで劇的な幕となりました

(今週の勝ちはすべてサヨナラってどうゆうこと!?)。

矢野さん、むっちゃはしゃいでたなあ。今週三度目のお立ち台。

  

タイガースファンは点を取ったらイチイチ万歳三唱する習慣があるのだが

たった一回の、けれど渾身の万歳でありました。

前後の見知らぬ兄ちゃんたちとお互いのメガホンを打ち鳴らしながら

ハイタッチしながら、肩を叩きあいながら。

それは飲み屋で一緒にぐでんぐでんに酔っ払ったときの連帯感にも似て。

 

そして、内野やアルプススタンドの観客たちが帰路についても、

ライトスタンドの虎キチたちはエンドレスで六甲颪を歌いつづけておりました。

熱いというか、アホというか。でもいいの、幸せだから。

2008年8月27日 (水)

なつやすみのえにっき

  

8がつ27にち あめのちくもり

Doara 

きょうは みんなで こうしえんへいきました

中日せんだったので ドアラがきていました

せんぱつのボーグルソンは たくさんヒットをうたれて

5回に2てん とられました

タイガースは 一てんだけとりました

6回のチャンスでまんるいだったのに

林せんしゅがダブルプレーになったのが くやしかったです

あと 7回に くぼたせんしゅがファーボールとぼうとうで

2てんとられたのは とってもくやしかったです

おかあさんは ぼくがドアラのしゃしんをとったから

負けたんだと おこっていました

 

おしまい

  

夏休み最後の一週間。

たくさんの子供たちが甲子園に来ていました。

今夜↑のような日記を書いた子もいたでしょうか?

 

 

2008年6月22日 (日)

再び雨の甲子園

今週は甲子園週間。
水曜日の楽天戦に続いて、日曜日には日ハム戦に挑みます。
なんだかずっと球場にいる気がするなあ
(え?気のせいじゃないって?)。

前回は梅雨の中休みでさわやかな天気でしたが
今日は朝から雨。しかも蒸し暑い!
3時頃にはどしゃぶりのスコール。
大丈夫なんかいな?

こんな日には雨具の用意だけは万端であります。
AIGLEのポンチョにレインハット、dosaのタオル、
首から掛けれるミニメガホン、暖かいお茶。

Amenokoushien

メガホンがなかったら登山の準備のようだわ。

さて、でも危惧したほどには雨にも降られず。
試合のほうも兄貴の二打席連続ホームランで
今シーズンのタイガースには珍しく、豪快な点の取り方。
ちょっとウイリアムスがふらふらしたけれど
最後は藤川が〆て(今季初ナマ球児!)、気持ちよくゲームセット。

金本選手は今日の二本を入れて、
今季13本のホームランを打っていますが
甲子園ではまだ3本目。
5月のロッテ戦を甲子園で観たときが1本目でしたから。
いかに左打者にとって距離が伸びにくい球場かということです。
そういや、今日はいつもの浜風(ライトからレフト方向への風)
ではなくて、バックスクリーンへ向かうような強い風が吹いていて
試合開始前から同行の虎友と”今日はホームランが出そうな風やね”と
言い合っていたのだった。
その予想が日ハム側に当てはまらなくてよかったことだわ。

ただ、残念なのが交流戦の優勝は逃してしまったこと。
今年だけなら、勝率でソフトバンクと同率首位なのですが
去年ソフトバンク9位、タイガース10位という順位が反映されて
優勝はソフトバンクに。ちょっと納得いかないっす。
得失点差とかになるんだったら、まだ理解できるんだけどなあ。

ま、贅沢言ったらバチがあたりますわね
(ようやく先日甲子園観戦・今季初勝利だったのに)。

このあとは8月末まで観戦予定がありません。
次に甲子園に行くときにはマジックがついてたら・・・いいな。

追記)得失点差でも、しっかりソフトバンクが勝っていたようです。
脱帽です。すいません。

2008年6月18日 (水)

悲観的な楽天戦

やっと勝ちました・・・(涙)。

私が行くと勝てないのではと、
ペシミスティックな予感を抱きつつ今季4度目の甲子園
(それが”楽天”戦とはなんたるアイロニー)。
先週末は投壊により(というか岡田監督による投手見殺し)
三連敗を喫しているのでどうしても往年の虎ファンとしては
このままズルズルと連敗街道を走るのではないかという危惧もあり。

でも今日は初回から関本の1号ソロホームランで幸先よく、
先発の上園もテンポよく腕の振りもよく、
赤星の内野安打、藤本の猛打賞、金本のダメ押しタイムリー、
そして相手のファーボールなども幸いして
8安打8得点という効率のいい試合で勝利しました。

雨にも降られず、風も心地よく、
周りのおっちゃんの野次も酷くなく、
ビールをこぼされたりもせず、
幸せな夜だったなあ。
シーズンに10試合前後は甲子園に通いますが
こんなにすべての条件がそろって心地よい試合は年に一度あるかないか。

そしてこういう気持ちを味わいたくて、また通うわけです。
まるで悪い女に引っかかった男のように。

Rakutensen

球場での六甲颪も久しぶりだったので
二番と三番の歌詞を間違えそうになったわ。

2008年5月29日 (木)

そして雨の甲子園

一応仕事をしているのでお休みの日は限られています。
だからと言うわけでもありませんが、
時間があるとつい色々欲張ってしまうことが多い。
帝劇のマチソワなんて当たり前、劇場のはしごも辞しません。

けれど、今回のはしごは一味違います。
なんと、梅芸から甲子園。
つまりウィーンミュージカルコンサートからタイガース公式戦
であります。
さすがに自分でもやりすぎとは思う・・・。

困ったのが着るものと荷物。
せっかくのコンサートにナンバーユニフォームにジーンズという
わけにもいきません。
甲子園の必需品としてメガホンに双眼鏡
(まあ、これはオペラグラスと兼ねるからいいとしても)
水筒に携帯型座布団、ウィンドブレーカーの大荷物。
いつもの甲子園用カゴバッグからメガホンが覗かないように。
しかも悪いことに今日は雨の予報。
雨合羽まで入れてパンパンに膨らんだバッグでコンサート会場へ。

で、大満足のコンサートのあと甲子園へ向かいます。
いつになく、気持ちは前向き。
今シーズン、これまで水曜日は負け無しだし、
今日の相手はパリーグ最下位のロッテだし、
雨の中の応援だし(?)とすこぶる楽観的にな気分でいたのですが。

負けました(涙)。

初回から金本兄貴のタイムリー、
二回は野口のラッキーなポテンヒット、
三回にはさらに兄貴の今シーズンの甲子園第一号(通算401号)
ツーランで計4点を叩き出したにもかかわらず、
先発のボーグルソンがダメダメで追いつかれて
江草くんが一点取られて負け越し。
気づけばロッテに15本もヒットを打たれていた。
ついでに雨にもしっかり打たれてコウベを垂れて
足取り重く帰宅しました。

タイガースは今年三連敗すらしておらず、勝率も7割近い。
なのになのに、今季三度目の甲子園観戦で
一度も勝利を目に出来ないのは何故??と天に問いながら。
5月28日現在甲子園での敗戦は6試合のみというのに!
この目で観ているタイガースが弱いために
現在首位をキープしているというのが解ってはいても
どうも、実感できないのでありました。

ああ、幸せなウィーンの午後だったのになあ〜〜。

ま、人生いいことばっかりじゃ、ないわね(再び涙)。

2008年5月18日 (日)

センチメンタルな甲子園

今年二度目の甲子園。
お相手は前回完敗を喫したヤクルトスワローズ。
デイゲームなのだけど、後半風で少し肌寒い中での応援でした。
10年来の虎友Cちゃんと久しぶりに二人だけで。

先発はいつも不安定な立ち上がりの杉山。
四球・死球でピンチの連続で2点献上。
このまま一方的な試合になると思いきや、
桧山犠牲フライ・鳥谷タイムリーで追いついて
希望を持たせながらもウィリアムスが一発を浴びて万事休す。
前回に続き、ヤクルトにしっかり返り討ちにあいました(涙)。
いつになったら球場で六甲颪を歌えるのか。

実はずっと暗黒時代の甲子園をCちゃんと三人で
足しげく一緒に通った虎友でもある先輩が
ほんの数日前に亡くなったのだった。
ここ数年は闘病生活のために野球場に出向くことは
かなわなかったのだが、元気になったら一緒に行こうね、
とずっとずっと言っていたのに。
最後のお別れのときもそんな風に語りかけたら
”そらしゃあないよ、先生”と腕を組みながら右手を振る
いつもの癖で笑ったような気がした。

彼と共に観たさまざまな試合を思い出しながら。
大阪ドームで広島に勝って一瞬だけ首位に立って
帰りの電車の中で配られた号外をもらった夜とか、
中日相手にトリプルプレーなどなどで情けない負け方をした上
帰りに雨に降られてしょんぼり帰った夜とか、
同じく中日戦で大豊がサヨナラホームランを打って狂喜した
劇的な夜とか、
そんなこんなを。

目を赤くしながらジェット風船を上げていた私たちは
さぞかし熱狂的な虎ファンに見えたに違いない。

Koshien519

先輩のぶんの風船もね。

2008年5月 7日 (水)

追想)昨年のGW

思い出す、昨年のゴールデンウィーク。
丸々一週間でインスブルックからザルツブルグを旅してきました。

Ins1

↑アルプスを背にしたインスブルックの街を望む

Ins2

↑いかにもな列車でチロル地方を巡る

Salz1

↑ミラバル宮殿からホーエンザルツブルグ城を見る

Salz2

↑世界遺産のハルシュタット

Salz3

↑一番好きだったのがザッハホテルの窓からの眺め

え?単なる自慢じゃないかって?
もちろん、旅行は楽しかったんですよ。
楽しかったが、今日つくづく思い出しているのは
昨シーズンのタイガースのGWの戦いぶりのこと 。

最終日にふとザルツブルグのザッハホテルでテレビをつけたら
なんとNHKが入るではありませんか。
おお!と思ってみていたらタイガース対カープの試合が。
その日は残念ながら負け試合でありました。
そのときにアナウンサーの気になる一言が耳についた。
”タイガース、連敗です”。
ふむふむ。3連敗くらいしちゃったのかな。
能天気に考えていた私は帰りの飛行機でも爆睡してしまい、
日本の新聞もテレビも目にすることなく帰国しました。

さて、前述のファンクラブカードの呪いでも書きましたが、
タイガースファンクラブに入るとゲーム結果のメールを
毎日送ってもらうことができます。
帰国して携帯の電源を入れたとたん、大量にそのメールが。
そのときの私の気持ちをなんと表現していいのやら。

次々開けるメールはすべて敗戦の情報。
一日だけ雨天中止を挟んだものの、
一通たりとも勝利のメールはありませんでした。
途中、まさか全部負けてるっちゅうことは・・・!?という
おそろしい予感があったものの、
それが現実となったときの虚脱感。

否認→怒り→取引→抑うつ→受容(諦めともいう)という
エリザベス・キューブラー・ロス女史の「死の五段階」
(死の受容のプロセス)の心境そのまま。

否認)うそやろ〜、まさか全部負けるなんて!
怒り)なにやってんねん、まったく
取引)いや、これだけ負けたんだったら明日からは連勝するさ・・・
(でも結局さらに負け続けたのだった)
抑うつ)テレビのスイッチが怖くて入れられない。
野球中継はおろか、ニュースが見れない日々。
受容)まあ、でも星野タイガース以前の暗黒時代を思えば
これくらい、なんてことはないよね・・・(遠い目)

今年のGWも始まりの29日に甲子園に行った試合があまりに
ふがいなかったために、このまま連敗するんちゃうか!?と
長年虎ファンをしている友人と嘆き悲しんでおりました。
ペシミスティックな思考回路がしっかりできてしまっているのね〜。
というわけで、今年は好調タイガースのおかげで
去年より幸せ度数の高い黄金週間となりましたとさ。
やっぱり自慢ですね。他球団ファンのかた、すいません。

2008年4月30日 (水)

ファンクラブカードの呪い

2001年の星野タイガース優勝の翌年に公式ファンクラブが

設立されたとき、よろこんですぐさま応募しました。

もちろん、ずっと継続しています。

というってもたいして特典の恩恵にあずかっているわけでもありません。

活用しているのは毎日の試合結果のメールくらいかな?

(勝ったときだけ送ってもらう設定があるのがいかにも、です)。

  

さて、そのファンクラブカードには自分の好きな選手の背番号を

入れることができます。

これが実に悩ましい。

初年度、浜中の美しいバッティングフォームに惚れ込んでいた私は

当時の彼の背番号25を選択しました。

ところがその年、彼は肩の怪我で戦線離脱。

翌年も25を選んだのですが、なんと開幕早々に

浜中は背番号を31に変更してしまいました

(余談ですが25を引き継いだのはオリックスから来た前川投手

←またオリックスに戻って交通事故まで起こしてしまった)。

  

そして三年目。

しつこく31にしたところ、またも浜中は戦線離脱。

これ以上追っかけるのもしんどい気がしてきて

4年目は悩みに悩んで前年度打点王の7番(今岡)に変更。

すると今度はなんと今岡までもがばね指で戦線離脱。

  

もうこうなるといけません。

私が選んだ背番号の選手は呪われるような気がしてしまい、

おそろしくておいそれと他の番号に変更できなくなってしまった。

以後は決して今岡の大ファンというわけでもありませんが

7番を継続しています。許せ今岡!調子が悪いのは私のせい??

 

本当は心の赴くまま39(矢野)とか6(金本)とかにしたい。

でもそうした途端、かなりベテランの彼らが怪我して引退!

とかになったら、きっと私はものすご~く自分を責めてしまうと思う。

なんと哀しく滑稽なファン心理なのでしょう。

 

哀れなり 阪神ファン

勝利は神の御心 敗戦は自らの業かな

~阪神タイガース語録(A作)

2008年4月29日 (火)

マイ開幕 タイガースvsスワローズ

絶好調の開幕を送っているタイガース。
この調子のいいときに甲子園に行っておきたいもんだと
うずうずしながら待っていたマイ甲子園開幕日が
ようやくやってきました。
祝日のデイゲームなので発売日にダフ屋のような勢いで
ネットにアクセスしまくって抑えたチケットであります。
今年は内野席の改装により席数が少なくなったのかどうか
わからないけど、内野席がほとんどとれなかった(平日ですら)。
今日は一塁側アルプススタンドで。

球場へ行って見ると内野席の入り口が階段の上になっていて
趣きもガラリ、と変わっています。
なんだかディズニーランドみたい?

Tigers1

↑光ってます(逆光なだけか?)

グッズショップのネオンも華やかで不思議な感じ。
とは言っても我々のアルプス席は去年のまま。
プレイボール30分前にはアルプス〜外野はみっちりと
お客さんが入っているのに、内野席はまだ空席がちらほら。
なんだか真のタイガースファンは狭くて古いコーナーに
押し込められているような気がして、ちと悲しくなりました。

さて、今日のお相手はヤクルトスワローズ。
高田監督に代わってから足を絡めた攻撃で
なかなか手ごわい相手でちと嫌な予感も。
先発は阪神;アッチソン、ヤクルト;石川。
アッチソンは前回の登板でミスから失点した痛い負けが
あるだけに今日は慎重にいってほしかったのですが
先頭打者を四球で出して、プレイボールから
わずか5分で1点を先制されてしまう。
そのあともワイルドピッチで2点献上して炎上。
打つほうも寂しく、ダブルプレイの間にとった1点のみ。
万歳も出来ず、六甲颪も歌えず、はっきり言って不完全燃焼でした。

でも、なぜだかテレビで負け試合を観ているときより
腹が立たないんだよなあ。不思議。
それって球場の空間に居ること自体の威力なのかしらん。
どんなに古くて狭い席でも、やっぱりスタンドは気持ちいい。
午後の陽射しを浴びながら(日焼けしながら!)
ポットに入れた冷やしたお茶とお菓子をつまみつつ、
そしてちょっぴり愚痴の言い合いも楽しくの我が開幕と相成りました。

来月もヤクルト戦、行きます。
次はリベンジだぜ!(返り討ちに合いませんように・・・)

Tigers2

今日は恨めしい気持ちでバックスクリーンを眺めていました。

2008年4月16日 (水)

すいません、虎キチなもので・・・。

いや〜。強いっすよね〜、今年のタイガース。
昨シーズンは安藤・福原不在で苦しいピッチャー事情だったのが
今年はアッチソンは拾いもんだし、岩田もいいし。
開幕早々、兄貴や新井の安打記録のためか
打線も盛り上がりがあるし(今岡は心配だけどね・・・)。

あ、すいません。
わたしは筋金入りのタイガースファンであります。
小学生の頃からだから、かれこれ○十年(ひえ〜)。
1985年の優勝あとの暗黒時代もガラガラの甲子園に
通っていました。
今年もしっかり観戦予定を立てています。

以前勤めていた総合病院ではスポーツ新聞を皆で買っていたので
朝、医局のおっちゃん先生たちがタムロってる
ソファに小さい身体でどっかりと座って熟読していました
(勝った翌日は特にね!)。
他の女医さんたちには、なんとなくそのコーナーは
座りにくかったようで”先生、凄いねえ”と
妙なところで感心されたり。
そこを辞める時には部長のスピーチで
"A先生は糖尿病患者さんの指導にあたって
阪神が勝った翌日はやさし〜く、
負けた翌日はきびし〜くなると評判でした”と
言われてしまう始末。
あちゃ〜。それじゃ、プロ失格やん!

今の職場の診察室の机にもタイガースの旗が飾ってあります。
ああ。

でもね、でも。こういうのって案外患者さんとの
コミュニケーションに役立つのです。
緊張して初診でいらっしゃった方が
”先生、阪神ファンですか?”から急に硬い表情が解れたりして。
もちろん、巨人ファンのかたも大歓迎。
野球談義に花を咲かせます。
ちなみに犬・猫も大好きなので
患者さんちのペットの写真もずらりとあって、
そこから話が始まることも。
なんかお付き合いのとっかかり、という感じでしょうか。

別に狙って置いてるわけじゃないけれど、
そんな風に知り合いのうちに相談に行くように
気軽に診察に来てくれるようになったらいいな。
いや、単にやっぱり野球が好きなだけなんですけど。