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2008年5月

2008年5月31日 (土)

ルナ・パルパドス(スペイン料理)

あまり外食に関しては冒険しないほうです。
気に入ったお店をぐるぐるローテーションする感じ。
先日友人と行った苦楽園のスペイン料理の店;
ルナ・パルパドスもそのひとつ。

地下にある店内はコンクリート打ちっぱなしのモダンな雰囲気。
けれど入り口にはちゃんとイタリア料理屋さんらしく
バールがあって (イベリコ豚も鎮座している)
なかなか本格的なスペイン料理を食べさせてくれます。
夜中までやっているせいもあり、
40〜50代の大人な常連さんがよくバールに座っています。
しかもかな〜りお洒落なお客さん方だったりするのでした。
フロア担当はヒゲの店長さん。
彼といろいろ相談しながら料理を選ぶのが楽しい。

まずロゼのスパークリングワインで乾杯。
その後、タパス5種(前菜のようなもの)、
イベリコ豚とトマト味のガーリックトースト、
マッシュルームのアヒージョ(オリーブオイルとガーリックで温めたもの)、
豚の鉄板焼き、ワタリ蟹のパエジャを平らげました。

Runa1

↑タパス。なんだかピンボケ。

Runa2

↑ワタリ蟹のパエジャ。こんどは食べかけ。
つくづくグルメブロガーにはなれそうもありません。



さすがに満腹で珍しくデザートは無し。
なんとなく写真に撮ると色合いが渋くておいしさが伝わってきませんが
いつもどおりハズレなしの安心のお料理でした。

それにしてもレストランって店構えや入ったときのムードで
なんとなく”いけてる店”ってわかってきません?
おもてなしのオーラがあって、スタッフがバイトじゃなくて
(これ大事!) 押し出しがありすぎない雰囲気。
でもこのお店、ものすごくひっそりと銀行の地下にあって
ちょっと前を通っただけでは気づかない人も多いのでは?
かく言う私も銀行に立ち寄ったときに、階段脇に置かれていた
看板でやっと知ったくらいのもんで。
その分入るのには勇気が要るけれど、それこそ”当たった”と
いう喜びも大きい。

ルナ・パルパドス

西宮市樋之池町10-15 紀国ビルB1
0798-72-0782
バール、タパス 11:30〜14:00(L.O)
          17:30〜24:00(L.O)
レストラン    11:30〜14:00(L.O)
           17:30〜21:30(L.O)
火曜定休

2008年5月29日 (木)

そして雨の甲子園

一応仕事をしているのでお休みの日は限られています。
だからと言うわけでもありませんが、
時間があるとつい色々欲張ってしまうことが多い。
帝劇のマチソワなんて当たり前、劇場のはしごも辞しません。

けれど、今回のはしごは一味違います。
なんと、梅芸から甲子園。
つまりウィーンミュージカルコンサートからタイガース公式戦
であります。
さすがに自分でもやりすぎとは思う・・・。

困ったのが着るものと荷物。
せっかくのコンサートにナンバーユニフォームにジーンズという
わけにもいきません。
甲子園の必需品としてメガホンに双眼鏡
(まあ、これはオペラグラスと兼ねるからいいとしても)
水筒に携帯型座布団、ウィンドブレーカーの大荷物。
いつもの甲子園用カゴバッグからメガホンが覗かないように。
しかも悪いことに今日は雨の予報。
雨合羽まで入れてパンパンに膨らんだバッグでコンサート会場へ。

で、大満足のコンサートのあと甲子園へ向かいます。
いつになく、気持ちは前向き。
今シーズン、これまで水曜日は負け無しだし、
今日の相手はパリーグ最下位のロッテだし、
雨の中の応援だし(?)とすこぶる楽観的にな気分でいたのですが。

負けました(涙)。

初回から金本兄貴のタイムリー、
二回は野口のラッキーなポテンヒット、
三回にはさらに兄貴の今シーズンの甲子園第一号(通算401号)
ツーランで計4点を叩き出したにもかかわらず、
先発のボーグルソンがダメダメで追いつかれて
江草くんが一点取られて負け越し。
気づけばロッテに15本もヒットを打たれていた。
ついでに雨にもしっかり打たれてコウベを垂れて
足取り重く帰宅しました。

タイガースは今年三連敗すらしておらず、勝率も7割近い。
なのになのに、今季三度目の甲子園観戦で
一度も勝利を目に出来ないのは何故??と天に問いながら。
5月28日現在甲子園での敗戦は6試合のみというのに!
この目で観ているタイガースが弱いために
現在首位をキープしているというのが解ってはいても
どうも、実感できないのでありました。

ああ、幸せなウィーンの午後だったのになあ〜〜。

ま、人生いいことばっかりじゃ、ないわね(再び涙)。

2008年5月28日 (水)

ウィーンミュージカル コンサート千秋楽

先週初日の素晴らしい公演でノックアウトされてしまい
追加でチケットを買ってしまった。
再びウィーンへの旅へ。

梅田芸術劇場ではリピーター割引というものがあります。
つまり、その公演の劇場内で同じ演目のチケットを買うと
お得というシステム。もちろん完売だとあり得ないことなのですが
幸い私が行ったのは初日だったため、まだ残っていました。
S席13000円→10000円とうれしいお値段。
後ろのほうだけどセンターの座席があったのでそれを選びました。
前回は4列目センターでビジュアル的にはすごくよかったのだけど
音響的はもう少し後ろのほうがいいかも、と感じたので願ったりかなったり。

で、千秋楽の感想ですが。

マテくん、ノリまくり、仕切りまくり。

Tanz der Vanpaireのラストで彼がソロを歌って盛り上がったところで
コーディネーターである高島勲さんとのトークがあるのですが
高島さんは放置状態で勝手に仕切っていました。
すでにそこでお約束の

”マテハ、キョウモ、(ここで客席に言わせるようにしむけて)
ガンバッテル〜!”

が出てました。

Romeo and Julia の Herrscher der welt(世界を掌る者) で
前回も会場内を走り回ってたけど、今日は一番後ろまで走ってきてたし、
お客さんの上に寝ころんじゃったりと、子供みたい。
拍手をあおったり止めたりとノリノリ。
彼が一番楽しそうに見えたな。
ともかくはしゃいでいる、という表現がぴったりであった。

皆さん千秋楽ということもあってか、初日に比べてさらに歌声に
力がこもっていて素晴らしいの一言。
そうそう、初日の公演では音響のせいか、席が前過ぎたせいか
アンドレさんの声やバックコーラスの声が少し小さく聴こえたのが
今日は解決されていた。
あと、各人のソロの曲が終わったあとに軽くスポットライトが
当たってお辞儀をしてくれるような構成になったのもうれしい。
もちろん、お芝居の中ではそういう流れにはならないので
そのまま次の曲に行くのもありとは思うけど、
前回はそれが少し寂しくも感じたので。

そして、千秋楽のカーテンコールでは
いつもと同じ”闇は広がる”を聴かせてくれたあと、
”世界を掌る者”で大盛り上がり。
さらにLiebe ”愛”まで歌ってくれました。
それでも拍手がなりやまず、最期はマテが”愛と死のロンド”の
さわりをアカペラで歌って、客席を煽って皆に歌わせて、
それで何とか終わりになりました。

ふ〜。堪能し過ぎて、お腹一杯です。

2008年5月26日 (月)

ティファニーで朝食を トルーマン・カポーティ著

早春のある日、ふらり、と本屋へ立ち寄ったら
村上春樹さん訳の新刊が出ていた。
なんとトルーマン・カポーティの”ティファニーで朝食を”。
読み込みすぎて、もはやぼろぼろになってしまった
龍口さん訳の文庫を先日も読み直していて
古い本のせいで字も小さく、ぼちぼち老眼なのでつらいなあ〜
単行本でも買いなおすかなあ〜と思っていた矢先だったのでした。
こりゃ、もう買うしかないでしょう!

でもこの本、装丁がいかにも。
ティファニーブルーに猫のイラスト。
これはあまりにツボ過ぎる。反則技だなあ。

プレゼントとして買ったりするワカモノが多くなりそうだな、
同じ傾向で売れた”ノルウェイの森”
(実は村上さんの本で一番苦手な作品)のヒット再び、
って感じなのかな、ちょっと複雑。
とか思いながら。

Tiffany

10年ほどまえにHPをしていたときに
猫本紹介のコーナーを作っていました。
今更四の五の言いたくない作品なので、
そのときのレビューをちょっと載せさせてくださいな。
それにしてもつくづく凡人は月日がたっても文章力というのは
向上しませんね(まるで昨日書いたレビューのよう)。

ティファニーで朝食を(カポーティ著・龍口直太郎訳;新潮文庫)

ご存じオードリィ・ヘップバーン主演で映画化された
”ティファニーで朝食を”の原作。
映画はおしゃれーだけれど原作は少々趣がちがいます。
フレッドにあんな変な女パトロンなんかついてなかったし、
ホリーはあくまで自由に自我をとおして南米にいってしまうし
(どうやらその後アフリカに出没したりしたらしい)・・・。
でも猫はでてきます、ちゃんと。
猫のように自由で束縛を嫌ったホリーの唯一の所有していた家族。
彼女はその赤毛の猫をかわいがって
(といっても名前すらつけていない)
いつもお風呂上がりに膝にのせて”オクラハマ”の一節を
日が暮れるまで歌うんでした。
”眠りたくもなし、死にたくもない、ただ旅していきたいだけ、
大空の牧場通って”と。
さて物語のラストで逮捕騒ぎのあと婚約者ホセから
別れの手紙をうけとったホリーはそれでも予定どおり
婚約者の両親に会いに行くはずだった南米に旅立ちます。
そのときタクシーからスパニッシュ・ハーレムの街中へ
猫を追い立てます。
でもその直後大変なことをしてしまったことに気づくのです。
その猫は唯一の彼女のものだったのですから。
彼女が南米にたってしまったあと
フレッドはハーレムで猫を探しつづけます。
そしてある冬の日にレースのカーテンのかかった温かそうな部屋の窓辺に
その猫の姿をみつけ、彼にどんな名前がつけられたのかと
楽しい想像をするのでした。
余談ですが私は映画の原作を読むと、
原作にあって映画になかったシーンが
勝手に頭のなかで映画化されてしまうみたいです。
だからわたしにとってはホリー(オードリィの姿形をしている)は
永遠に旅しているし、あの赤トラ猫があったかい部屋で
いつまでもぬくぬくしているシーンがありありと浮かぶのです。

2008年5月24日 (土)

ドイツ・オーストリア 東山魁夷小画集

今年(2008年)生誕100周年を迎える東山画伯の小作品集。
彼が若い頃を留学していたドイツ〜オーストリアを
30年以上ぶりに歩いたときに描かれた作品たちを集めています。

去年チロル地方を旅するときに関連した本を探したのだが
ほとんどと言っていいほどなくて、寂しかったのを思い出した。
この本はもちろん絵が中心でガイドブック的な要素もなく
文章も少ないのだが、実に饒舌に風景を物語ってくれる。
写真とは違って画家のフィルターがかかった風景を
(いや、もちろんプロのカメラマンはファンダー越しに
その視線に個性的なフィルターをかけるが)。

神戸の百貨店で開催されていた東山魁夷と小磯良平の展覧会の
販売コーナーで発見して、うれし懐かしで購入。
周りの人たちは熱心に立派な画集やポストカードを見ていた。
ひょっとしてこの本を購入したのは私だけだったかもしれないな〜。

Higashiyamakaii

文庫本ってのが、またうれしい。

2008年5月23日 (金)

trattoria Coccinella (イタリアン)

神戸の山の手には小さくてcozyなレストランがたくさんあります。
昨日、仕事のあと訪れたのもそんなお店。

Coccinella (コチネッラ)というのはイタリア語で
てんとう虫のことらしい。
そういえば、レジの辺りにてんとう虫モチーフの雑貨があったり
椅子や飾られた絵などに赤が効いていたり。

Coccinella1

↑お店のロゴにも小さなてんとう虫くんが。

30人も入ったら満席になってしまいそうなこじんまりした
かわいらしいお店ですが、お味のほうはなかなか。
平日の夜だというのに、ほぼ満席でした。

加藤あいさん似のかわいいおねえさんが注文を取ってくれます。
いろいろ相談しながら本日のおすすめの中から

アンティパスタは水茄子と蛸のマリネサラダ風と
ホワイトアスパラのカルボナーラ風、
(食い意地張ってるため、サーヴ直後に口をつけてしまい
写真は無し)

パスタは筍と烏賊のパスタ(↓)、バジルソースたっぷり!

Coccinella2



メインは豚と烏賊を選びました。

ドルチェプレートは生姜のパンナコッタとティラミスと
マンゴーのシャーベットとチョコレートケーキの盛り合わせ。

Coccinella3

カジュアルでちょっと素材の組み合わせがおもしろい
感じのいいお店でした。
こういうのが自宅の近所にあったら行きつけにしちゃうのにな!

trattoria Coccinella
兵庫県神戸市中央区中山手通4-16-14
078-261-0025
12:00〜14:00 18:00〜21:00 (L.O.)
定休日 水曜日 要予約

※元町駅からのんびり歩いて15分くらい。

2008年5月22日 (木)

光の指で触れよ 池澤夏樹著

池澤夏樹さんの本は長編よりもエッセイよりも
短編にこそ真骨頂がある、と思っています。
時に日常を切り取ったような、
時に神話のようなシンプルなストーリーに
彼の簡潔で過不足ない文体がぴったりという感じだから
(余談ですが”骨は珊瑚、目は真珠”が最も好きな一冊)。

さて、そのどちらかというと短編が好みの
池澤さんの長編小説の中で一番好きなのが
前作”素晴らしい新世界”。
この中でネパールに風力発電機を
ある意味、命をかけて設置した林太郎一家を巡る続編が
本作であります。

まずはどうやら林太郎の浮気が原因で家庭崩壊しているらしい
ところから物語は始まります。
そして、その当事者である林太郎、妻アユミ、会社の後輩でもある恋人、
そして息子の目線で一章ずつ語られていきます。

キーワードは農業、ヨーロッパのエココミューン。
アユミが余りにも理知的過ぎて、やや共感しにくいけれど
全体的なテーマは好み。

読書日記も一冊書き出すとドカドカ行っちゃいそう・・・。
ブログのサブタイトルの”何事もほどほどに”、ってのは
自戒の言葉かもしれません。

Hikarinoyubi_2

美しい装丁。
主人公の娘キノコのイメージ?

TRIP OF LOVE トライアウト公演

一昔前まではどこでどんな舞台が上演されるかというのは
よほどの関係者でもない限り、劇場に直接問い合わせるか
新聞や雑誌の広告で見つける方法しかありませんでした。
それが今やネット時代。
劇場のHPやチケット情報のページをコマメにチェックしていると
気になる公演に巡りあうこともあります。
さらに最近では一般のかたのブログも情報源として
大きなウエイトを占めてきています。

さて、そんなわけで。

先日、我が拙ブログにコメントくださったあるお方のブログに
紹介されていたのがこの”TRIP OF LOVE”トライアウト公演。
60年代のヒットナンバー満載のブロードウェイミュージカルと聞いて
おもしろそう!と思い立って、行くことにしてしまいました。
会場はシアターBRAVA! 。大阪城ホールのすぐ横の劇場です。

”トライアウト”と聞くと、私のような野球オタクは
自由契約となった選手の入団テストを想像してしまうわけですが。
ミュージカルの場合はすでに本公演が決まっている
(今回の場合は2009年らしい)がまだ未完成のものを
やや廉価な値段設定で舞台を上演して、観客のレスポンスを見て
手直しするというもの。
いわば、実験的なリハーサル的な公演であります。
ブロードウェイに上がる前のトライアウトということなので
本来ならアメリカの地方都市で行うものを
今回はプロデューサーが出口最一さんという日本人だったため
おそらくその場所として大阪が選ばれたんだろうな。

ストーリーは劇場にやってきた少女キャロラインが
60年代にタイムスリップして、恋愛→結婚する間にデモ・ベトナム戦争
などの暗い影がアメリカの若ものを覆っていくというもの。
それを他ニ組の男女のエピソードと絡めています。
と言ってもストーリーは解らなくてもいいような、
60年〜70年代のファッションとヒットチャートとダンスを楽しむのが
中心のような感じ。
ともかく衣装がかわいい!キッチュにモッズ、ヒッピールック。

ただこれはこれから手直しして行くのだろうけれど
ヒットチャートを次々流すだけなので、”つなぎ”が全く無い。
曲と曲の間につなぎの台詞がないと、スムーズさに欠けて
ただのショーのようになってしまうんじゃないかな?
もしかしたら、英語圏でない日本でのトライアウトということで
途中の台詞を飛ばして音楽とダンスだけのダイジェスト版に
していたのかな?とあとから思ったりもした
(というのも二幕でトータル正味一時間半という短い舞台だったので)。

同じようなことが場面展開にも言えて、一曲終わると暗転して
舞台装置がドタドタと変わるというパターンが多いので
そこで集中が途絶えてしまう。
どうしてもALWのスムーズな場面展開などと比べてしまい、
悪く言うと少し古臭く感じる(60年代ということで
それを狙っていると言われると困るが)。

でも個人的には懐かしい歌とかわいいファッションで十分楽しめました。
本場からやってきたキャストは歌も踊りも迫力満点だったし。
終演後、キャストがロビーでお見送りしてくれるのもほのぼのいい感じ。

あと少々ケチくさいことを言うと、本来トライアウトというのは
先ほども述べたような理由で未完成の物を観ていただくという
趣旨から考えると、チケット代1万2千円は少し問題があるかも。
宝塚の新人公演くらいの値段設定(本公演の半額くらい)には
しないといけないのではないかと思ったりもしました。
もともと当初はプレビューとして1万円でチケットを販売していたのが
案外好評だったので後半は本公演と銘打って値上げしたようだし。
まあ、ちょっとだけ日本人は舐められているかな??
そこがちと悔しいですけどね。
でもともかく、本場ブロードウェイでの成功を祈るといったところです。

実はこの公演、前回のウィーンミュージカルコンサートの
直前に行ったのでした。
つまり劇場のハシゴというわけ。
我ながらタフやな〜と呆れつつも。

TRIP OF LOVE
http://www.tripoflove.com/

ウィーンミュージカル コンサート 初日

ついにこの日が・・・!
エリザベート、モーツアルト!、ダンス・オブ・ヴァンパイア、
(ここにちょっとMAが入る)、そしてレベッカ。
ここ数年ずぶずぶと深みに嵌っているウィーンミュージカル。
去年のエリザベートに引き続き、
なんとなんと日本で彼らの歌が聴けるなんて。

ということで、梅田芸術劇場でのウィーンミュージカル コンサートへ
行ってまいりました。
http://www.umegei.com/m2008/ween_con.html#movie

出演は
マヤ・ハクフォート(エリザベート役)
マテ・カマラス(”エリザベート”のトート役)
ルカス・ペルマン(”エリザベート”のルドルフ、他ロミオ役)
マジャーン・シャキ(”ダンス・オブ・ヴァンパイア”のサラ、
他ジュリエット役)
アンドレ・バウアー(”エリザベート”のフランツ、
”モーツアルト!”のレオポルト役)
の5人。

曲目も、ダンス・オブ・ヴァンパイア、ロミオ&ジュリエット、
レベッカ、モーツアルト!そしてもちろんエリザベートから
主だった名曲はすべて網羅してくれるという贅沢な饗宴。
しかもそれぞれの演目ごとに短いレビュー公演を見せてくれるような
演出で、いっぺんに5公演を楽しんだような気に
(エリザベートは10曲も!他の4演目は6曲くらいずつ)。

〜〜以下ささやかなネタばれありです〜〜

劇場に入ると、舞台の上にオーケストラと螺旋階段とブリッジが
しつらえてありました。
その上下をうまくつかって、さまざまな舞台展開が効果的に。
後ろのスクリーンに舞台の説明やあらすじを流してくれるので
観たことのない演目がある方でもちゃんとついていけます。

個人的には去年のエリザベートではルドルフがルカスくんじゃない日に
当たったので、彼の”闇が広がる”が聴けてうれしかったな。
ルカスくんは、しょっぱなアルベルトで出てきたんだけど
おずおずした雰囲気が、まさに役さながら。
今日はひよこみたいな髪型になってて、カッコいいのにカワイイ。
ロミオではうっとり、ルドルフではホロリ、とコンサートなのに
舞台を観ているようでありました。

大好きなマテさんは相変わらずセクシーな声と怪しいムード。
あのかすれた色っぽい声に去年もくらくらしたんだった。
クロロック伯爵もコロレド司教もぴったりすぎ。
マキシムと”わたし”の”夜があける”では
なんだかマキシムが実はファベールなんでは?というくらいの怪しさ
(これ、コアなファンの人以外が読んでもわからんブログやねえ)。
日本語で”愛と死のロンド”をフルで歌ってくれたのがびっくり。
トートの衣装が黒ずくめのマント姿でプチ東宝版みたいになって
キラキラメイクもしていて更に怪しさ炸裂していた。
でも彼はこれでトートからは引退するということで
まさに見納め公演となるらしい。寂しい〜。

マジャーンはやっぱりかわいらしいく、美しく、
持ち役のサラやジュリエットはもちろんなのだけど
レベッカの”わたし”が案外いい感じ。
でもやっぱりルカスくんとのデュエットがお似合いだわ〜。
二人がじゃれ合う姿が本当に微笑ましい。

アンドレさんは日本は初めてとのこと。
フランクにフランツ、そしてマキシムまでもと
誠実な二枚目役がぴったり。ちょっと石川禅さんを彷彿させる。

そして、なんといってもやっぱり圧巻はマヤさん。
レベッカからの”I am an American woman”でキュート、
同じくミセス・ダンヴァースのメイン曲”レベッカ”で迫力、
モーツアルト!からの”星から降る金”での包容力と貫禄、
エリザベートからの”私だけに”での力強さ、”夜のボート”での切なさ。
ああ、もう自分の語彙の少なさに情けなくなるほどのくるくる変わる
表情を持った彼女の声にうっとり。

コンサートや演劇は東京でしか上演されないことが多い、
と日々やや恨めしく思っています。
けれど昨年のウィーンでの舞台装置をそのまま持ってきた
梅芸でのエリザベートの公演といい(東京ではコンサート形式)
今年二月のビルボード大阪でのルカス&マジャーンライブといい
(これがまた楽しくて良かった!)、
大阪のみの公演なのでした。

阪急電鉄株式会社よ、ありがとう!

そして今日の公演のあまりの素晴らしさに
帰りについふらふらと来週のリピーター割引のチケットを
買ってしまったことを、ここに告白いたしましょう。

2008年5月21日 (水)

最後の瞬間のすごく大きな変化  グレイス・ペイリー著

カテゴリに”読書”をリストしてるのに
ひとつも記事がないのをちょっとだけ気にしていました。
たまりにたまった紹介状の返事書きのように
(え?ダメ?はい、すぐに書きます<受付さん)。

乱読家です。
ミーハーにベストセラー、コアな小説たち(新潮クレストブックスを愛す)、
雑誌(週刊朝日からEsquire、クウネル、Precious、暮らしの手帖と脈絡なし)
果ては少年コミックまでも。

何かの本をいつも手元に置いているのですが
なんとな〜くブログで初めて紹介する本だったら、
これは!というものを選びたい。
な〜んてかっこつけてたら、今日になってしまったのでした。

でも、もういいや。今読んでるので。

さて、この本。村上春樹さん翻訳であります。
彼の訳した海外小説は、今や数えるのが大変なほど
出版されていますが(レイモンド・カーヴァーしかり、
フィッツジェラルドしかり、最近ではトルーマン・カポーティまでも)
これは日本ではあまりメジャーどころでない作品。
村上さんの作品の中でも225位(平成20年5月現在)に
ランクされてるというくらいに。
けれど実はこの作者はアメリカでは熱狂的なファンがいる、
しかもものすごく寡作(80代にして生涯三冊のみ!)
な小説家らしい。

一文で言うと
”必ずしも幸せでない日常生活を送るさまざまな主人公の
一瞬を切り取った短編集”
かな。

そのいくつかはフェイスという名のユダヤ系の中年女性
(作者の投影らしい)が主人公。
彼女は浮気ものの男と勢いで結婚し、離婚。
二人の生意気な子供を抱えてニューヨークの下町に暮らしている
(兄のほうがものすごく大人びていてフェイスとの対等な会話が笑える)。
老人ホームに入っている両親や癖のある兄弟たち、
何人かの女友達との救いようのなかったり、笑うしかないような
エピソードが生き生きと(諦めにも似た逞しさとウィットで)
描かれています。

行間にシニカルさとユーモアさが溢れた文章で
切り口鋭いのに抽象的だったり、
やたらと懇切丁寧で回りくどいと思ったら
突然こちらに投げ出すような表現で終わってしまったり。
でもなんか文体に嵌る。
綺麗でもなく、幸せな気持ちになるわけでもなく、
読み進めにくいんだけども。

今回特に感じたのは短編を中心に書く小説家は、
決してその描いている一瞬のことだけを
自分の脳内に作り出しているわけではない、ということ。
特に先述のフェイスが主人公の作品群は
描かれている以外の隙間の物語がもっと知りたくなるほど。

なんだか仲のよい友達のしんどくて、
でもちょっと微笑ましい人生を垣間見ているような。

Saigonosyunkan

2008年5月20日 (火)

本当に起こる怖いハナシ

前回、近所の76歳の男性が結果的に何も治療してもらえず
お亡くなりになったことを述べました。

さて、後期高齢者終末期相談支援料というものが
今回の後期高齢者医療制度から新設されたのをご存知でしょか。
これは、

医師が後期高齢者(75歳以上)で終末期にある患者さんと
終末医療や延命治療についての合意書を交わせば
保険から2千円の”後期高齢者終末期相談支援料”が
医師に報酬として支払われるというもの


です。

これに際して厚労省がその合意文書のひな型を配布したのですが
この内容がまたどうしたもんかと言う代物。

まず、

”終末期とは、治療効果が期待できず予測される死への対応が
必要になった期間をいいます。”から始まって
診断名や病状を書き込み、”予測される生存期間”として、
(1)2週間以内、(2)1ヶ月以内、(3)数ヶ月以内、
(4)不明、のどれかを選ぶ。
そして患者さん本人に輸液・中心静脈栄養・経管栄養・
昇圧剤投与・人工呼吸器・蘇生術の希望の有無を確認するというもの。

ね?前回のアンケートとほとんど同じでしょ?

そしてなんとデリカシーのないことに
その算定は

”利用者の死亡時に算定すること”とある。

つまりその患者さんが亡くならなければ、
その支援料は医療機関の収入にならないのである。

なんと恐ろしいことなのだろう。
勝手に見込みがないとか言われて、
”どうせ助からないけどね。
どうしてもと言うならやりますけどね〜。
で、どこまでして欲しいですか?”
みたいに訊かれて、
あげくの果てに早く死なないといけないような心理にされる。

それに2千円って、なんともその対価としてはしょぼすぎる金額だ。
こんなものまともな神経を持った医師なら算定したくないはず。
そんなことするくらいなら、思いっきり治療したほうが
病院の儲けにもなるし(ちょっと問題発言だけど)、
精神衛生上もいいよ。
それに思いっきり治療したからといって
長く植物状態になってしまうわけでもないのだ。
ダメなものはダメ。でもやってみないと誰にもわからない。
それが命というものじゃないのだろうか。

また、常々外来で”先生、私はなにがあっても手術はしません”と
言ってたかたも、いざもう手術をしなければ命を失うという段になったら
手術を承諾することが多いのも事実。
人は死というものの想像は出来るが、いざ直面したら
”生きたい”と切望して当然なのである。

とりあえずこういったアンケートを入院時にやらされたら
よほど本当にもう思い残すことはなく、すぐに死んでもいいと
思うかた以外は
”とことんできるだけのことは全部やってください”
と胸を張って言っていいと私は思う。

それでどうなるかは、もはや神様の領域のことだ。

2008年5月19日 (月)

本当にあった怖いハナシ

実家のご近所の76歳のおじさん
(私にとっては彼はおじいさんではなく、おじさんなのである)が
今年の2月にお亡くなりになった。
その経過を週末実家に帰ったときに聞いて愕然としたと同時に
腹が立ってしまった。
以下ちょっとキツイ口調ですがご了承を。

彼はその一週間前まで全く普通に元気に暮らしておられました。
ただ数年前に前立腺癌が見つかって治療中ではあった。
どうやら、脳梗塞(けれど発症時意識はしっかりしていた)で
入院になったのだが、その入院時にたくさんの承諾書を書かされる中で
(入院の支払いなどに関するものなど、とかく書類が多いのだ)
医師にアンケートのようなものを受けた。

そして。

入院後意識状態が悪くなり、食事や水分が摂取できなくなった彼は
そのまま何も治療をしてもらえずに、あれよあれよと言う間に
一週間後に亡くなってしまったのです。
なぜか。

それは、その入院時の”アンケート”のせいなのである。

そのアンケートで彼は急変時
(危篤状態になって意識が無くなったとき)

1)延命治療を希望しますか?
2)人工呼吸器の装着を希望しますか?
3)経管栄養(鼻からチューブを入れての栄養補給)は?
4)中心静脈栄養(太い点滴で何も食べなくても一ヶ月くらいは
生き長らえるくらいの必要栄養量を入れる)は?
5)昇圧剤(血圧が下がったときに使う薬)は?
6)血液検査は?

と、ほぼこの順番で聞かれたらしい。

勢いのような感じですべて”希望しません”と答えてしまった彼を
誰が軽率と言えるでしょう。

けれど彼が危篤状態になったときに家族が
”点滴くらいはしてやってください”と言っても
30台前半くらいに見える主治医は頑として
”患者さんの意志ですから”と何一つ治療をしなかったというのだ。

私は同業者ながら、自分の耳を疑いました。

まず、百歩譲って本当に医学的に彼はもう助からない状態のように
”見えた”かもしれない。
けれどこれまでも私は何度も急性期を奇跡的に乗り越えて
多少の麻痺は残りながらも元気に退院していった患者さんを
何人か知っている。
そういうかたがたも点滴すらしなければ、
100%お亡くなりになっているはずなのだ。
健康な人間でも一週間以上、全くの絶飲食だと脱水で死んでしまう。

これは単なる”見殺し”じゃないのだろうか。

そして、この単なるアンケートと本人も家族も思っていたものは
実は承諾書で”契約書”のようなものだっという恐ろしさ。
また、この質問の順番もどうなんだろう、と思う。
これを逆に訊いていったら
きっと延命治療・人工呼吸器くらいは断ったかもしれないが、
中心静脈栄養くらいまでは希望すると答えていたのじゃないかな?
巧妙と言うか、無神経と言うかの質問順序だ。

これは今年の2月の話ですがこれと同じ、
もしくはもっと悪くて怖い制度がこの4月から始まったのです。

ちょっと長くなるので、続きは次回。

2008年5月18日 (日)

センチメンタルな甲子園

今年二度目の甲子園。
お相手は前回完敗を喫したヤクルトスワローズ。
デイゲームなのだけど、後半風で少し肌寒い中での応援でした。
10年来の虎友Cちゃんと久しぶりに二人だけで。

先発はいつも不安定な立ち上がりの杉山。
四球・死球でピンチの連続で2点献上。
このまま一方的な試合になると思いきや、
桧山犠牲フライ・鳥谷タイムリーで追いついて
希望を持たせながらもウィリアムスが一発を浴びて万事休す。
前回に続き、ヤクルトにしっかり返り討ちにあいました(涙)。
いつになったら球場で六甲颪を歌えるのか。

実はずっと暗黒時代の甲子園をCちゃんと三人で
足しげく一緒に通った虎友でもある先輩が
ほんの数日前に亡くなったのだった。
ここ数年は闘病生活のために野球場に出向くことは
かなわなかったのだが、元気になったら一緒に行こうね、
とずっとずっと言っていたのに。
最後のお別れのときもそんな風に語りかけたら
”そらしゃあないよ、先生”と腕を組みながら右手を振る
いつもの癖で笑ったような気がした。

彼と共に観たさまざまな試合を思い出しながら。
大阪ドームで広島に勝って一瞬だけ首位に立って
帰りの電車の中で配られた号外をもらった夜とか、
中日相手にトリプルプレーなどなどで情けない負け方をした上
帰りに雨に降られてしょんぼり帰った夜とか、
同じく中日戦で大豊がサヨナラホームランを打って狂喜した
劇的な夜とか、
そんなこんなを。

目を赤くしながらジェット風船を上げていた私たちは
さぞかし熱狂的な虎ファンに見えたに違いない。

Koshien519

先輩のぶんの風船もね。

2008年5月17日 (土)

楽しき(?)エンスーライフ

どうやら私はこと車選びに関しては安全策をとらない傾向
(偏向)があるらしい。
初めて自分で購入した車は学生時代から憧れていた
カーキ色のゴルフカブリオレ。
あまりの渋さに、購入後わずか一ヶ月にして先輩の医師に
”先生あの車、もう買い換えたほうがいいんちゃうん?”と
言われてしまったことも。
その車は手間ひまかけて乗りつづけて10年後、
ヘッドライトが落ちたり(!)
ガソリンタンクに穴が開いたり(!!)
妙なエンジン音と共に警告灯がつきっぱなしになったり(!!!)
して、泣く泣く手放した。
状態のいいのがあれば、もう一度手に入れたいとすら思う。

Golf

その後もいろんな車に乗りましたが、
ついいつもやっかいな車を選んでしまい
エンジンを入れ替える羽目になったり
窓が落ちたりとさまざまなハプニングが。

なのになのに。
今乗っているのは更なる苦労を背負い込むこと必至の
イタ車;アルファロメオ147セレスピードであります。
すでに3年目の車検を先日済ませましたが
案の定、納車直後からトラブル続発。

主だったもの(危険なもの?)としては

1)走行時に突然ギアがNに落ちる
→セレスピードのアクチュレーター部分のトラブル。
三週間の入院。

2)山道走行中、下り坂でギアが5速から降りなくなり
路肩に停車してエンジン起動しなおそうとしたが
うんともすんとも言わず

→ギアの部品が折れて引っかかったとのこと。
二週間の入院。

その他にもパドルシフトの破損;計三回、
アクチュレーターの部品再破損、などなど。

こんなに故障する車を何故乗り続けるのか?
もう自分ではよくわからないんです(涙)。
ただ、購入に当たって試乗したたくさんの車の中で
一番”わくわくした”のがアルファだった。
他社の車と同様、コンピューターで制御されているのだけれど
アナログ感が残っているというようなところがあって
機械なのに冷たくないというか。

とりあえず、いろんなハプニングに苦労しつつ、
手間がかかる子ほどかわいい、というような屈折した思いで
乗りつづけているわけです。
ひょっとしたら次もアルファを選んでしまいそうな
自分が怖い・・・。

※”エンスー”とは、”ある自動車に対する熱烈なマニア”の意。
〜Wikipediaより

2008年5月14日 (水)

劇団四季 オペラ座の怪人

今日は大阪四季劇場で”オペラ座の怪人”を観てきました。
それにしても、もうこれで何度通ったことだろう・・・。
ブロードウェイで初めて観て、ただただ口を開けて
魂を揺さぶられるような感覚だった時から数えて。
けれど実際にはALW自身が監督をした映画のために
三回劇場に通ったあげくDVDまで購入してしまうまでは
いったんその感覚は忘れていたのだった。
けれど、そこからが大変。
劇団四季により、東京で上演されていたものを
観にいってからというもの通い詰め。
まさに麻薬のフラッシュバック
(あの映画、なんかサブリミナル的なしかけでも
あったんだろうか?)。
それが今、大阪で毎日上演されているなんて・・・。
夢みたい。ああ、生きててよかった。←おおげさ

さて、そんなことはさておき。キャストは以下の如くでした。

ファントム;佐野正幸さん
痛々しさたっぷりで大好き!
高井さんのクールなファントムではもう物足りない??
(いや、もちろん高井さんの声はうっとり、なのだけど)

クリスティーヌ;沼尾みゆきさん
歌はもちろんだけど演技の芸が細かい〜。
観ててクリスティーヌの心の動きがト書きでわかるよう。
そして何より儚げで華奢で美しい。
  
ラウル;北澤裕輔さん
先週までの岸くんには悪いが、やっぱり北澤さんだと
イケメンなのでうれしかったり・・・。
なんというか貴族オーラが出るんですよねえ。

カルロッタ;諸英希さん
プリマドンナに相応しく美人でわがままっぽい感じ炸裂で
種子島さんも悪くないが、諸さんのほうが好みなのだった。

などなど。

今日はなんと5列目ほぼセンターの良席。
おかげで役者さんの息遣いまでしっかり聞えて臨場感たっぷり。
ラウルがクリスティーヌのブルーのマントを踏んづけてしまって
ちょっと北澤さんがニッコリしたのまで見えてしまったが・・・。
ラウルがかっこいいと(しつこい!)やっぱり集中しちゃいますね〜。
そのせいか、はたまた席のせいか、
今日はちょっぴり若い二人の目線で見てしまったのでした
(ごめん佐野ファントム!)。

実は先週まで日本初演から数えて20周年の
特別カーテンコールがあったのだけど
まあ、そこまではいいか〜と思って今回自分の中で
こっそりとお祝いをする。
キャストもかなり私の中でのベストだったのでうれしい。

このところ、ウィーン発祥のミュージカルに浮気してますが
ALWの作品はなんというか”揺さぶられる””癖になる”
んであります。
”ジーザスクライストスーパースター”しかり、
”キャッツ”しかり。ついどれもリピートしてしまう。
そういや、11月末までの大阪での上演が決まったとのこと。
ああ、またきっと行くんだろうな。

2008年5月13日 (火)

チョコレート中毒の東京紀行

週末に東京は銀座界隈に宿泊して観劇したわけですが
それだけで済むわけも無く・・・。
というのも何を隠そう、私はチョコレート中毒なのであります
(食事指導したりする立場としてどうかとも思うが)。
去年はそれが昂じて夏休みにブラッセル〜ブリュージュへ旅行して
二人で2kgはチョコレートを購入した既往があるくらい
(Neuhaus、DelRay、Leonidas、Planete Chocolat、DUMON、
Pierre Marcolini に Burie<買い過ぎ!)。

Pierre

↑BrusselのPierre Marcolini ただ箱売りしかなくて
ちょっとつまんなかったかも


でも世界に名だたるショコラティエは今はもはや
東京に続々店を出しています。なんと贅沢なことであろう。
なのでいつも帝劇に観劇に行く際には銀座をふらふらしては
チョコレートをおみやげに買い込むことにしています。

今回買ったのはこの二軒。

La Maison du chocolat
http://www.lamaisonduchocolat.co.jp/jp/

毎年パリへ旅行する叔母が無造作に大量に買ってきていたので
まさかこんなに高いとは思っていなかった・・・。

Meisondu

↑このサイズで8100円也


が!やはりこれだけはいつも買ってしまう。
帝劇の横ってのがうれしいような危険なような。

Neuhaus
http://www.neuhaus.co.jp/

Neuhause

↑さすがにお財布の中身が寂しくなってしまい、悩みに悩んで6つだけ購入

昨年のベルギー旅行で最も洗練されていて
何度も足繁く通ったのはこのNeuhausでした。
グランパレスに面した支店で”日持ちしないのはどれ?”と
お店のおにいちゃんに訊いて、なのにそれを選ぶので
訝しがられたっけ。
でも”日本に輸入されないやつをここで食べたいの!”と
言うとものすご〜くうれしそうに講釈してくれたなあ。

Neuhause2

↑Grand PalaceのNeuhaus。何度通ったことだろう!

そして今回もうひとつ朝から冷たい雨の中、頑張ったのがここ。

Hidemisugino

HIDEMI SUGINO(イデミ・スギノ←フランス読み)
という行列のできるパティシエールです。
開店15分前に行ったのにすでに20人くらいが待ってた。
行列嫌いの関西人である私ですが、気合を入れて並びました。

パティシエの杉野英実さんは1991年お菓子の世界コンクール
”クープ・ド・モンド・ド・ラ・パティスリー”で、
日本人初のグランプリをとった方で、
以前は神戸北野にお店を持っていたらしい
(そのころ知っていれば!と地団太を踏む)。
2001年に一旦そこは閉店して2002年に銀座に進出されたとのこと。

その賞を取ったケーキ・Ambroisie(アンブロアジー;
チョコレートムースとラズベリーのケーキの層が重ねられて
さらに表面をチョコでコーティング)を中心に
観劇友三人で5つのケーキを味わい合いました。
でもでも甘さと酸っぱさが絶妙でぺろり、でした。
残念ながら店内は撮影禁止。
なのでまるで宝石のような美しいケーキ自体の画像は無し。

HIDEMI SUGINO

営業時間10:00〜19:00
東京都中央区京橋3−6−17京橋大栄ビル1F
電話03−3538−6780

今度は表参道ヒルズのDel Rayのカフェでワッフルを食べた〜い!と
早くも次の目標(?)を立てているのであります。

なんだか熱く語ってしまったなあ〜。
観劇とお菓子紀行とどっちがメインの旅行だったのやら。

2008年5月12日 (月)

レベッカ 再び

小雨降る肌寒い東京。
けれど負けずに日曜日は”レベッカ”二回目に挑みます。

前回は初日からそれほど経っていない公演をみたのですが
一ヶ月近くしての今回。
どんな風に”進化”しているか。
ある意味、初回とは異なる期待感を抱きつつ、でした。
そしてそれは裏切られなかった。

シルビアさんはより怖く(目がいっちゃってました)、
大塚さんは健気さ全快。
禅さんのフランクは芸が細かすぎて出てくるだけで
目が追ってしまってある意味困ったかも?(笑)。

そして何よりマキシムの山口さん。
前回はどうしても映画のローレンス・オリヴィエ
(甘やかされた気難しいおぼっちゃんのイメージ)と
比べてしまったのだけど、今回は全く独自な感じのマキシムで
違和感なかった。
心に傷あるのに、それをユーモアでオブラートしてる男性というか。
告白のシーンが特に素晴らしくて(本当に泣いているように見えた)、
これまでこの内面を隠して明るく振舞っていたのか!
そりゃあつらかったろう、よしよし(と頭をなでる)って感じ。
ええ?これって身近にいる祐一郎さんファンの思考回路の影響??

前日に帝劇で”ルドルフ”を観たので、いい意味でも悪い意味でも
比べてしまうというのもありました。
劇場を含めた舞台装置全体はどうしてもルドルフの豪奢さに
比べて、レベッカは少しシンプルで悪く言うと”ちゃち”に見える。
もちろん舞台というのは映画と違い、観客側にも想像力が
必要で、シンプルな舞台装置でも十分に楽しめるものなのだけど。
原作ではマンダレイの屋敷自体が主役の一角を担っているだけに
もう少しお屋敷が豪華に”見える”ようにできたら
更にいいのになあ。
あと無理とわかっても海辺のシーンが大切であるがゆえに
それらしく出来たらなあ。ああ、もう無いものねだりだ。

個人的には曲やストーリなどの演目自体はレベッカのほうが
好みであるがゆえの、贅沢な感想ですかね。
また帝劇で再演される予定らしいだけに
それがますます楽しみであります。
ただやはり、舞台はナマモノ。
キャストの年齢や体調的なこともあるし、
同じレベルの舞台がまたその時に観れるとは限らない
(もちろん更に進化することもあるわけで)。
今はとりあえず、脳内で美しいマンダレイの情景を
足し算して思い返すとしましょう。

2008年5月11日 (日)

東宝ミュージカル ルドルフ〜ザ・ラストキス

またも上京してきました。
ええ、もちろん観劇のためです。

まずは土曜日。
帝劇での”ルドルフ・ザ・ラストキス”。
ハプスブルグ家の皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラが
道ならぬ恋に落ちて、結果的に心中するまでの物語。

主演のルドルフ皇太子は井上芳雄くん。
マリーは笹本玲奈ちゃん。
ルドルフの妻に知念里奈ちゃん。
他、香寿たつきさん、岡幸二郎さん、
浦井健治くんなどなど。
演出は宮本亜門さん。

東宝版”エリザべート”のルドルフ役でブレークした井上くんが
同じ人物を全く別の作品で(作者も演出も異なる)演じるのが
やはりお目当てのお客さんが多いのかな。
お酒や精神安定剤で壊れていってしまったはずの
ルドルフが案外キレイな感じで描かれていて意外だった。
もっと”モーツアルト!”のときみたいに
苦悩が前面に出てくるかと思っていたので。
そのぶん、なぜ心中に至ったかの追い詰められた心理が
伝わりにくかったかも??

で、やっぱり玲奈ちゃんは活きがいいな〜という感想。
どことなくはすっぱなのに純情という役どころがぴったり。

私なんかよりかな〜り詳しい観劇友は宮本さん演出を
やや不安に思っていたらしいが、それはクリアだったらしい。
ただ宮本さんは歌のあとの拍手があまりお好きじゃないとか。
そのせいか、拍手がしにくい構成になってた(特に一幕)。

岡さんは目の隈取メークも効いて、怖さたっぷり。
一幕であまりに歌が少なくて”ええ?これじゃあ勿体無い”と
思ったけれど、二幕では玲奈ちゃんとの掛け合いもあって
迫力満点でありました。

岸くん、新納くんは岡さんよりさらに勿体無い使われかた。
まあ、かっこよかったですけどね・・・。

あと、印象的だったのは帝劇の大きさを存分に生かした舞台装置。
モダンで、斜めや奥行きやねじれた動きや上下を
うまくつかっているな〜と感心。全体的に贅沢。
お金かかってますね?
ただ奥行きがあるところに
両側を隠すカーテンのようなものが
邪魔になるシーンがいくつかあって、
端寄りの席だったせいで見切れてしまったのが残念。

最期にちょっとだけラストシーンのこと。
チラシのルドルフとマリーの心中後と思われる写真。
これだけでも観てみたいな、と思わせるような美しい写真ですが
実際の舞台での心中シーンは舞台の奥で、それも絵の中のように
アッという間に終わってしまいます。
けれど舞台の幕が降りる寸前のシーンで、
あの写真を思い浮かべたのは私だけじゃないんじゃないかな?
そんな風なチラシの使い方もあるのね〜。

でもとりあえず、物語にすっと入り込めて楽しめました。
本でも映画でもそうなんだけど、導入ですとんと
その世界に入れるか否かって、個人的にすごく大事だったりする。
あとからいろいろ理由をつけて感想を述べることよりも
そんな肌合いのような、単なる好みのような、
そういうレベルで楽しめるのが素人の楽しいところであります。

2008年5月10日 (土)

沖縄で食べたものたち(3)ラスト!

もうイヤ。
最後くらい、おいしいものを楽しく食べたい。

気合を入れて最終日はマリオットに程近い
ブセナテラスホテルのイタリアンレストランを予約しました。
それでもさすがにGW。
当日の朝に電話したんでは9時にしか予約できませんでした。
オーマイゴッド!

まあ、それでも日中ちゅら海水族館で子供の大群に揉まれたあと
マリオットのスパでだらけて、デ・クレオールでエステして
ようやくリゾートの時間を満喫。
ワンピースなんか着ちゃって、いざ、ブセナテラスへ。

海に面した窓を開放したカジュアルで気持ちいい空間。
時間が時間だけに、すでに子供連れのお客さんは皆無で
静かにゆったりとリラックスして食事できました。
ネギとかわさびとか和のテイストが個性的なメニュー。
いずれにせよ、ドルチェまで満足して味わえました。
やっとワインも飲めたしさ〜。
やっぱりリゾートはこれじゃなくっちゃね!

・・・とルンルンと気持ちよくマリオットへ帰ろうと
駐車場へ向かったところ。

到着したときも思ったのだが駐車場を含む敷地内がともかく暗い。
街灯(というのか?)は地面近くにそっと置かれた
はかなげな灯りのみ。

どこに車、停めましたっけ???

・・・一気に酔いが醒めました。
鍵のスイッチを方々に向けながら駐車場を歩き回り、
ようやく車を見つけたときは
安堵のあまり”きゃ〜”と声を上げてしまったほど。
(冷静にそのときの状況を思うと怪しい人たちだったと思う)。

おあとがよろしいようで。ちゃんちゃん。

ブセナテラス;チュラ・ラ
http://www.terrace.co.jp/busena/ 

2008年5月 9日 (金)

沖縄で食べたものたち(2)

前回の続きであります。

このところ旅先では食べ過ぎると
体調を崩してしまうことが多いので(特に海外旅行)
昼はほとんど食べない。
ので、二日目の夕食の話。

何を血迷ったかカヌチャベイリゾートホテルの陶芸教室に
飛び入り参加して、泥まみれになってシーサー作りに
格闘した私たち。
頃合もよく、お腹が空いてきました。
で、夕食を何にするか。

私;”何食べたい?”
相方;”何でもいいよ〜”
私;”じゃあねえ、この雑誌にのってた しまぶた屋 って
いう沖縄料理屋さんに行ってみない??”

ということで、電話で予約して恩納村まで車を走らせたのでした。

このお店はアグーという沖縄の豚肉が有名で
席に備えられている大きな蒸篭で
それを蒸して食べる独特の料理が有名らしい。
渋滞にも巻き込まれず、無事お店も見つかって席に着いたとたん。

相方;”ええっ?豚料理なの??豚は脂っぽいから嫌だなあ”

・・・って、きみ。店の名前、聞いてたんかい?
しまぶた屋 で豚以外の何を期待していくんかね??

もうお店に入ってしまったのだからしょうがない。
せっかくだが、なるべく豚をつかってなさそうなメニューを選ぶ。
ソーメンチャンプルーとか、ゴーヤチャンプルーとか、
豚しゃぶサラダとか、紅芋のから揚げとか、海老のてんぷらとか、
沖縄野菜の鉄板焼きとか。
相方が残した豚の脂の切れ端を見てるとなんだか腹が立ってきて
私はどんどん無口に。

それでも意地でも全部平らげました。
我ながらすごい量だったのですが
こういうときって妙な精神状態になって、
胃袋が4次元空間のように無限に入りそうだった。
人間いざとなると地力が湧きますねえ〜。しみじみ。

アグーの蒸篭蒸し、食べたかったのに・・・。くすん。

そして、まだしつこく続きますです。

しまぶた屋
http://r.gnavi.co.jp/f316200/

Shimabuta

箸袋のイラストが笑えます

沖縄で食べたものたち(1)

GWは沖縄旅行だったわけですが、
楽しいことばかりだったわけでなく・・・。
結構苦労したのが食事。
そう、旅行の楽しみの大きなウエイトを占めるはずのもの。

まず初日。首里城観光の前に腹ごしらえを、と言うことで
程近い(と思われた)石畳道のふもと付近にある
沖縄料理の店へ。
予約もとらずに行ったけど2時と遅い時間だったので
離れの部屋に案内してもらって1500円のランチを食す。
古代米を主食にイナムドゥチ(白味噌仕立ての豚汁)、
ジーマーミ豆腐(落花生の豆腐)、スーネー(野菜の酢みそ和え)、
ラフテー(ご存知豚の角煮)などなど盛りだくさん。
でもって、なかなか身体にもよさそう。
ここは大満足で幸先よいように思われました。

Ishidadamiteisyoku

↑その名も石畳定食。

いろは庭
http://www.irohatei.com/index.html

お店の駐車場に車を預かってもらって首里城へ。
石畳を歩いてみたい〜なんて女学生のような甘いことを
考えていたのですがいざ登り始めてすぐに後悔。

とにかく

でこぼこしていて歩きにくい!
傾斜が激しい!! 
何より暑い!!!


これじゃあ、登山だよ・・・・。

あ、食べもののハナシでした。脱線、脱線。

脱線ついでに軽〜く脱水になってホテルに到着。
もう出歩きたくないわ・・・。
今日はホテルで食べましょ。
たしかイタリアンレストランがあったよね。

ところが。

部屋に入ると支配人からの挨拶の手紙(?)が。
そこにはその晩われわれが行こうと思っていた
イタリアンレストランが二ヶ月前に閉店したと言う悲しい一文が!

その他のレストランはブッフェ・バーベキュー(この二つは即却下)
沖縄料理(昼に食べたしな・・・)、鉄板焼(う〜ん)、
中華料理。

消去法で中華料理を選びましたが今度は予約がとれん。
というか、若いおねえちゃん(と思われる声)の予約係が
わけわからんことを言うのだった。
8時の希望時間を伝えるわれわれに

予約係;”予約がとれるかわかりませんので
8時過ぎにご連絡します”

私;”8時は少し過ぎても席は用意できるということですね?”

予約係;”いえ、ちょっとわからないんです”

おいおい。それじゃあ、困るんだよ〜。

私(ちょっとブチ切れて);
”いや、8時になってやっぱりダメでした〜じゃ、困るわけですよ。
席が用意できないなら他あたりますから。
具体的に何組が予約とれずに待ってるか教えてください”

予約係(電話口で上司らしき男性と相談後);
”8時から8時半の間にはお席をご用意できます”

・・・最初っからそう言ってくれたらいいのよ〜。ふ〜。
ああ、おばちゃん気質。

料理自体はね〜〜。
はっきり言って私たちの口には塩辛く脂っぽかった。
ワカモノにはいいのかもしれん・・・。
まっ、ビールはいけました(オリオンビール)。
ただ、残り二回の夕食はマリオットでは食べなかった
ことをここに正直に報告いたしましょう。

イタリアンレストランが閉店した(潰れた??)のは何故か。
深〜く考え込んでしまったのだった。

食べものの恨みはしつこいようで、
果てしなく長くなってしまいそうなので・・・つづく。

2008年5月 8日 (木)

無責任なアドバイス

毎日外来診療していて一番悲しくなると言うか、脱力するのが
”友達が薬飲んだらあかんっていうねん”とか
”テレビで○○食べたら○○病が治るって言うてたけど
どうですか?”っていう台詞。

いや〜。それ言った人、お医者さんですか??

といつも心の中でツッコミますね(時々口に出しても言う)。
まあ、最近は医学的に一般的でないことを
センセーショナルに言う妙な医者もいるけどね・・・。

だいたい、そういうアドバイスって思い込みだったり
また聞きだったり、勘違いだったり、と無責任なことが多い。
で、そういうのを真に受ける患者さんに限って
糖尿病なのに好き放題食べてものすごく太っていたり、
絶対飲まないといけない薬を半年さぼって入院騒ぎになったり。
うまく病気とつきあえてない気がするのでした。
薬を飲みたくない一心の逃避行動の一種なんでしょうかね。
耳障りのいい言葉にはすがりつきたくなるものだから。
でも怪しい何に効くかはっきりわからないような健康食品を
高いお金出してまで摂るのは平気だったりするというのも
理解に苦しみます。

一般的な雑誌の情報や、第三者の無責任な一言に
振り回されないで欲しい。
人生のアドバイスにパターンがないように
健康へのアドバイスも一人ずつ違う。
そしてそれをするのも受けるのもキチンと勉強した上でに
したほうがええんやないかな〜。
服や本を選ぶのとはわけが違うんだから、ね。

2008年5月 7日 (水)

追想)昨年のGW

思い出す、昨年のゴールデンウィーク。
丸々一週間でインスブルックからザルツブルグを旅してきました。

Ins1

↑アルプスを背にしたインスブルックの街を望む

Ins2

↑いかにもな列車でチロル地方を巡る

Salz1

↑ミラバル宮殿からホーエンザルツブルグ城を見る

Salz2

↑世界遺産のハルシュタット

Salz3

↑一番好きだったのがザッハホテルの窓からの眺め

え?単なる自慢じゃないかって?
もちろん、旅行は楽しかったんですよ。
楽しかったが、今日つくづく思い出しているのは
昨シーズンのタイガースのGWの戦いぶりのこと 。

最終日にふとザルツブルグのザッハホテルでテレビをつけたら
なんとNHKが入るではありませんか。
おお!と思ってみていたらタイガース対カープの試合が。
その日は残念ながら負け試合でありました。
そのときにアナウンサーの気になる一言が耳についた。
”タイガース、連敗です”。
ふむふむ。3連敗くらいしちゃったのかな。
能天気に考えていた私は帰りの飛行機でも爆睡してしまい、
日本の新聞もテレビも目にすることなく帰国しました。

さて、前述のファンクラブカードの呪いでも書きましたが、
タイガースファンクラブに入るとゲーム結果のメールを
毎日送ってもらうことができます。
帰国して携帯の電源を入れたとたん、大量にそのメールが。
そのときの私の気持ちをなんと表現していいのやら。

次々開けるメールはすべて敗戦の情報。
一日だけ雨天中止を挟んだものの、
一通たりとも勝利のメールはありませんでした。
途中、まさか全部負けてるっちゅうことは・・・!?という
おそろしい予感があったものの、
それが現実となったときの虚脱感。

否認→怒り→取引→抑うつ→受容(諦めともいう)という
エリザベス・キューブラー・ロス女史の「死の五段階」
(死の受容のプロセス)の心境そのまま。

否認)うそやろ〜、まさか全部負けるなんて!
怒り)なにやってんねん、まったく
取引)いや、これだけ負けたんだったら明日からは連勝するさ・・・
(でも結局さらに負け続けたのだった)
抑うつ)テレビのスイッチが怖くて入れられない。
野球中継はおろか、ニュースが見れない日々。
受容)まあ、でも星野タイガース以前の暗黒時代を思えば
これくらい、なんてことはないよね・・・(遠い目)

今年のGWも始まりの29日に甲子園に行った試合があまりに
ふがいなかったために、このまま連敗するんちゃうか!?と
長年虎ファンをしている友人と嘆き悲しんでおりました。
ペシミスティックな思考回路がしっかりできてしまっているのね〜。
というわけで、今年は好調タイガースのおかげで
去年より幸せ度数の高い黄金週間となりましたとさ。
やっぱり自慢ですね。他球団ファンのかた、すいません。

沖縄でだらだら

GW後半は沖縄本島でだらけてきました。
去年は飛び石の中二日をブッチしてオーストリー旅行という
無謀なことをしましたが今年はおとなしく・・・。
当初はセブ?とか海南島?とか無茶なことを考えていたのですが
3月下旬になって旅行の計画をたてるという出遅れだったので
まだしもエアーの取りやすい沖縄に決定。
それでも予約がすべて整ったのは出発2週間前でありました。
”沖縄本島だったらオリエンタルヒルズに泊まりたい〜”と
ふざけたことを言ってみましたが旅行社の担当さんに
”今頃そんな・・・冗談ですよね?”とせせら笑われた。
”じゃあ、アッタテラスか喜瀬別邸がいいな”と言うのも
言外に却下。がっくり。

さすがに夢のスモールラグジュアリーホテルは諦めて
350室以上ある沖縄マリオット リゾート&スパに宿泊。
レンタカーを空港で借りて高速使って50分くらい。
名護市のやや高台に2005年に出来た
日本初のマリオットであります。

沖縄マリオット リゾート&スパ
http://www.okinawa-marriott.com/

期待満点で行ったわけでもないのだけれど
お部屋はスタンダードなタイプですが上層階で
見晴らしよし(全室オーシャンビューらしいが)。
ベランダの一角がサンルーム?みたいになっているのが
ユニークでソファに座りながらにして海が見えてうれしい。

Okinawa1

↑ここで過ごす時間が一番長かったかも

Okinawa3

↑サンルームからの夕陽

だらだら部屋のソファやプールサイドやビーチで
寝そべって本読んでご飯食べてエステして・・・。
な〜んにもしないでだらけようね〜、と申し合わせていたはずでした。
しかしやはり、なんやかんやと貧乏性の本領発揮。
初日は首里城観光で半分熱中症になり、
二日目はカヌチャベイリゾートまで車を走らせて
陶芸教室で2時間かけてシーサー作りに精を出し、
三日目は超混み混みの美ら海水族館
(子供の日は小中学生無料のため激混み)まで出向いて
イルカのオキちゃんショーを小雨降る中耐えて観るという
大人の女にあるまじきことまでやってのけました。

Okinawa2_2

↑ジンベイザメを撮るのに必死になったりね

いくつになっても、
なかなか優雅な休日というわけには行かないようです。
でもいいの。楽しかったから。

2008年5月 2日 (金)

ただいまパッキング中

ずるずると旅行用鞄をクローゼットから出してきて、
さあて旅行の準備です。

いつも持っていくもの。
パジャマ(これでないと眠れない)、下着、靴下(冷え症なのだ)、
デジカメ、ipod、文庫本数冊。常備薬。
当直しまくってたころから愛用のコスメポーチ。
ホテルにあることが多いけど”なかったら困る!” とばかりに
コーヒーとほうじ茶とハーブティーもいつも持参してしまう。

季節柄、紫外線対策につば広帽子と晴雨兼用傘、日焼け止め。
忘れちゃいけない水着にパレオ。
だいぶ前に買ったのにあまり使ってないkate spadeの
カゴバッグも持っていこう。そうそうサングラスも忘れずに。

服はどうしようかな〜。
普段はジーンズばっかだけど、せっかくだから
白のパンツで初夏らしく。
あとはシャツ一枚、Tシャツ二枚。まともな夕食用にワンピース。
冷房対策にカーディガンは要るしなあ。薄手のGジャンも入れてくか。
巻モノ大好きなのでスカーフはシルクとコットン一枚ずつ。
カシミアストールも一枚。
靴は歩きやすくソックス履いてもおかしくないデザインの
黒のサンダルとラメラメトング。

あれれ、いつも悩むわりには同じものを
詰めていってるような・・・??
まさに旅の荷物は生き方を表すってとこでしょうか。

Packingtookinawa

生き方同様、ごちゃごちゃですな。

2008年5月 1日 (木)

女医の憂鬱

まあ、最近でこそ医学部の女子学生が40%近くを占めたりと、
女医が増えてきて珍らしくもなくなってきたわけですが
(それにしてもバラエティなんぞに出る女医さんたち、
もうちょっとなんとかならんのか)。
私たちの時代にはまだまだ少数派。
そりゃ〜、これまでいろいろケッタイな目にも遭ってきました。

エピソード1)
<電話口でかなり居丈高な調子で>
”あんたじゃわからへんねん!先生に代わって!”
”いや、私が内科の医者ですよ”
”ええっ?先生ですか??それはすいません、失礼しました”
→どうやら受付嬢と間違われていたらしい。
けどその態度の変化ってどうよ!?と思った。

エピソード2)
<80代おじいちゃん。退院の時の台詞>
”ありがとうございました〜一度もお会いできませんでしたが、
先生によろしくお伝えください”
→どうやら看護婦と思われていたらしい。
毎日回診してたのに(涙)。

エピソード3)
<20代の男性。ニヤニヤしてて、いかにも面白半分で>
”バイ○グラを処方して欲しいんですけど〜”
”そんな若いのに立たないなんてすごく心配よね?
泌尿器科に回すからきっちり調べてもらおうね(にっこり)”
→めでたく退散。
甘い、甘い。こんなんでヘドモドするような女医はおらんって。

ああ〜、いかんいかん。熱くなってしまった。
こういうエピソードを拾うとすごい巻物になりそう。
でも年齢とともに気にならなくなってきました。
経験というか、オバサン根性というか、です。
もはや憂鬱になるお年頃は遠くなりにけり。
それはそれで、寂しいもんかも。